こんにちは!
今回の記事では、就活のESや面接で「怒りを感じたこと、経験について」聞かれた際にどのように答えるべきなのか、具体例を挙げながら記述していきます。
やはりESや面接で聞かれる質問の王道といえば「ガクチカ」や「自己PR(強み・弱み)」、「志望動機」がかなり王道だと思います。
ですが、特に面接においては予期していなかった、経験したことがないような質問を聞かれることもあります。
そういった質問の中でも今回は、「怒りを感じた経験」についてに着目して、どのように答えるべきか、またその回答例をいくつか解説していきます!
自分が受けたいと思っている企業で過去に同様の質問をされていたとわかっている学生の方だけでなく、面接で臨機応変に対応する準備のためとしてもぜひ参考にしてみてください!
・ESや面接で「怒りを感じた経験」について聞かれており、回答に困っている。
・面接での突飛な質問に対する対応力を身に着けたい。
「怒りを感じた経験」について聞く意図とは
そもそも、面接などで「怒りを感じた経験」などに関する質問をする意図がどういったものなのか説明します。
その意図を理解することで、どのような回答をするべきなのかがより分かりやすくなるかと思います!
まずは聞く側の気持ちを把握しましょう。
①感情管理能力の評価
まず1つ目は『感情管理能力の評価』です。
まずこういった質問をする面接官側の気持ちとしては、怒りを感じた場合にその人がどのように感情をコントロールできるかを知りたいと考えています。
そのため、就活生がアピールするとよい点としては、冷静に状況を判断し、感情が行動に影響を与えないようにする能力を強調すべきです。
自分自身の具体的なエピソード(例を後述します)を通じて、感情の高まりをどのように抑え、冷静に対応したかを示すと良いでしょう。
②ストレス耐性の確認
2つ目は『ストレス耐性の確認』です。
「怒りを感じる状況=ストレスが高まっている状況」と考えると、ストレスに対してどのように対処できるのか知りたいと考えています。
実際に似たような質問として、「ストレスを感じる瞬間は?」というような質問も時折面接の質問例として挙げられることがあります。
そのため、就活生側はプレッシャーやストレスを感じる環境の中でも的確に行動できる経験や、ストレス管理の方法について具体的な話ができると、相手の意図に沿った回答に繋がります!
③自己認識力と成長への意欲
3つ目は『自己認識力と成長への意欲』です。
面接官としては、この怒りの経験を通じてその就活生が自分自身の感情や行動を理解し、それをもとに成長や改善に取り組んでいるかを知りたいと考えています。
過去の怒りの経験を通じて学んだ教訓や、その経験を通じてどのように成長したか、改善のためにどのような努力をしているかを伝えると良いです。
こちらも後ほど具体例を紹介します!
④コミュニケーション能力の確認
最後4つ目は『コミュニケーション能力の確認』です。
怒りやストレスは、時に対人関係に悪影響を及ぼすこともあります。
面接官は、就活生側が感情を適切に伝え、他社とのコミュニケーションを円滑に行えるのかを確認したいと考えているでしょう。
そのため、就活生側はコミュニケーションの際に感情を適切に表現し、対話を通じて問題解決に取り組んだ経験や、その時に工夫したことについて述べると良い印象を与えることができるでしょう。
「怒りを感じた経験」の回答例
され、ここまでこの質問をする側の意図、そしてその意図に対してどのようなことを意識して回答するべきなのかを解説していきました。
ここからは実際にそれらを踏まえて、どのような回答をするべきなのか3つのシチュエーションにおける例を挙げて紹介していきます。
具体例ですが、実際に話す内容に困っている人、思いつかない人はこの回答例をそのまま参考にしてみてください!
参考例①:チームでの衝突
まず初めに挙げられる例は『チームやグループでの衝突の経験』です。
簡単ではありますが、面接で話すとしたときの文章例は以下の通りです。
大学のプロジェクトでチームメンバーとの考え方の違いから意見衝突がありました。
私は初めはストレスや怒りを感じましたが、すぐに自分の感情をコントロールし、個々の視点を尊重することがプロジェクトの成功につながると気がつきました。
その後は積極的にコミュニケーションをとり、解決策を見つけるために協力しました。この経験から、感情を冷静に管理し、建設的な方法で問題に取り組むことの重要性を学びました。
特にグループワークなどでの経験を話すとなると、大学生でもかなりイメージも付きやすいうえ、聞き手側も想像しやすいという点は良い例かと思います。
実際にこのような体験をしている場合は、その時の感情や考えをより具体的に話の中に盛り込むと、より説得力が増すので考えてみるといいでしょう。
参考例②:アルバイトでの経験
続いて挙げるのは『アルバイトでの経験』です。
アルバイトも、参考例①と同様に大学生の多くの人が経験していることなので、話す側も聞く側も理解しやすいかと思います。
また、特に接客業務などにおいてはアルバイトをしているとストレスや怒りを感じてしまう瞬間も少なくはないかもしれません。
そのエピソードをただ感情に任せて話すのではなく、しっかりとまとめることでそのエピソードもプラスに変えることができます。
それでは具体例を見てみましょう!
学生時代、忙しい日々の合間を縫ってレストランでのアルバイトをしていました。
ある日、多くのお客様が殺到し、オーダーが次々に入ってくる中で、私は注文を取る際にミスをしてしまいました。
お客様の注文を聞き違え、誤った料理を提供してしまったのです。
その瞬間、自分の未熟さとふがいなさを痛感し、自身に対して怒りが湧き上がりました。
しかし、その感情を内に秘めたままでは解決にならないと感じ、バイト後に上司に謝罪し、ミスが発生しないように改善策を模索しました。
また、同僚と協力して、オーダーの取り方やチームワークの向上に努めました。
この経験を通じて、自分の不完璧さを受け入れることと同時に、それを乗り越えるために積極的に行動することの大切さを学びました。
アルバイトで怒りやストレスを感じる対象は、お客さんに対してだけでなく失敗などによる自分自身へのものも考えられます。
今回の具体例では、自身に対して怒りを感じた瞬間についての話を挙げました。
その他の具体例でもそうですが、最後にその経験を通じて得られた力や学んだことを話すとよりまとまりもよくなるので意識してみてください!
具体例③:勉強や取り組みでの経験
最後に紹介する具体例は、『勉強や自身のしている取り組みでの経験』についてです。
こちらもこれまでの具体例同様に、学生が話すと共感を得られやすい、想像しやすいものかと思います。
早速具体的な例を紹介します。
大学生の頃、資格試験を受験することになりました。
しかし、自身の計画の甘さから、試験の範囲をきちんと把握できていませんでした。
試験までのスケジュールを立てる際、日々の授業やアルバイトの忙しさに追われ、計画をしっかりと練ることができませんでした。
試験前日になって初めて範囲を確認し、自分の軽率な計画に怒りを感じました。
ただでさえ難しい資格試験に挑戦するのに、自分のせいで十分な準備ができていなかったことが悔やまれました。
怒りを感じたままでは何も変わらないと思い、夜遅くまで勉強し、模擬試験を何度も解きました。
結果的には合格できたものの、それは自身の計画不足を挽回するために精一杯努力した結果でした。
この経験を通じて、計画の大切さとその計画を実現するための努力の必要性を痛感しました。
今では、計画を立てる際には慎重になり、目標に向けて一歩ずつ着実に進むことの大切さを理解しています。
特に勉強では、資格試験やテストに向けて自身で計画を練って勉強をすることもあるかと思います。
しかしその計画性の甘さなどから思った以上に進捗が悪く、それにより自信に対していらだちを感じたことのある人も少なくはないのではないでしょうか。
このエピソードも実際に体験したことがあるのであれば、よりエピソードを具体的に話すようにすると、その時の感情やそこで自身がどのようなことを学んだのかより伝わりやすくなると思います。
さいごに
さて、今回はESや面接で『怒りを感じた経験』について聞かれた場合の対処法、またその質問の意図についての解説をしていきました。
私自身就活をしている中で、この質問は一度しか聞かれませんでした。
そのため、必ず対策しておかなければならない質問とは言えないですが、逆に用意していない人がほとんどですので、この質問をされたときに周りと差をつけることができます。
隙間時間などをうまく活用し、様々な質問に対応できるようにしていきましょう!
今回は怒りについて特化の記事でしたが、就活全般でどんなことをしていくべきなのか悩んでいる方は必ず以下の記事も併せてご覧ください!
また、このサイトでは今後も就活に関する情報を発信していきますのでその他の記事もぜひチェックしてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!